販売名 |
アクトス錠15 |
組 成 |
(1錠中) ピオグリタゾン 15mg(ピオグリタゾン塩酸塩 16.53mg) |
薬 効 |
インスリン抵抗性改善剤 -2型糖尿病治療剤- |
長期投与 |
○ |
禁 忌 |
(次の患者には投与しないこと)
- 1.
- 心不全の患者及び心不全の既往歴のある患者
[動物試験において循環血漿量の増加に伴う代償性の変化と考えられる心重量の増加がみられており、また、臨床的にも心不全を増悪あるいは発症したとの報告がある。]
- 2.
- 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者
[輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となる。]
- 3.
- 重篤な肝機能障害のある患者
[本剤は主に肝臓で代謝されるため、蓄積するおそれがある。]
- 4.
- 重篤な腎機能障害のある患者
- 5.
- 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者
[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]
- 6.
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 7.
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
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効能・効果 |
- 2型糖尿病
- ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られずインスリン抵抗性が推定される場合に限る。
- (1)
- 食事療法、運動療法のみ
- (2)
- 食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用
- (3)
- 食事療法、運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用
- (4)
- 食事療法、運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用
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効能・効果に関連する使用上の注意 |
糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮すること。糖尿病以外にも耐糖能異常・尿糖陽性等、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、老人性糖代謝異常、甲状腺機能異常等)を有する疾患があることに留意すること。 |
用法・用量 |
通常、成人にはピオグリタゾンとして15~30mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、性別、年齢、症状により適宜増減するが、45mgを上限とする。 |
用法・用量に関連する使用上の注意 |
1.
- 浮腫が比較的女性に多く報告されているので、女性に投与する場合は、浮腫の発現に留意し、1日1回15mgから投与を開始することが望ましい。
2.
- 1日1回30mgから45mgに増量した後に浮腫が発現した例が多くみられているので、45mgに増量する場合には、浮腫の発現に留意すること。
3.
- 一般に高齢者では生理機能が低下しているので、1日1回15mgから投与を開始することが望ましい。
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備 考 |
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