販売名 |
アモキシシリン細粒20%「TCK」 |
組 成 |
(1g中) アモキシシリン水和物 200mg |
薬 効 |
合成ペニシリン製剤 |
長期投与 |
|
禁 忌 |
(次の患者には投与しないこと)
- 1.
- 本剤の成分によるショックの既往歴のある患者
- 2.
- 伝染性単核症の患者[発疹の発現頻度を高めるおそれがある。]
|
原則禁忌 |
(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
-
- 本剤の成分又はペニシリン系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者
|
効能・効果 |
- <適応菌種>
- 本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ヘリコバクター・ピロリ、梅毒トレポネーマ
- <適応症>
- 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症
-
-
|
用法・用量 |
- [ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症]
- 成人
- アモキシシリン水和物として、通常1回250mg(力価)を1日3~4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 小児
- アモキシシリン水和物として、通常1日20~40mg(力価)/kgを3~4回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量として最大90mg(力価)/kgを超えないこと。
- [胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症]
- ○アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用の場合
- 通常、成人にはアモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。
- ○アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びラベプラゾールナトリウム併用の場合
- 通常、成人にはアモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びラベプラゾールナトリウムとして1回10mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。
-
-
|
用法・用量に関連する使用上の注意 |
- 1.
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
- 2.
- 高度の腎障害のある患者では、血中濃度が持続するので、腎障害の程度に応じて投与量を減量し、投与の間隔をあけて使用すること。
-
|
備 考 |
先発品:サワシリン、パセトシン |