販売名 カロナール錠200
組 成 (1錠中) アセトアミノフェン 200mg
薬 効 解熱鎮痛剤
長期投与
警 告
1.
本剤により重篤な肝障害が発現 するおそれがあることに注意し,1日総量1500mgを超す高用量で長期投与する場合には,定期的に肝機能等を確認するなど慎重に投与すること。(「重要 な基本的注意 8.」の項参照)
2.
本剤とアセトアミノフェンを含 む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併 用を避けること。(「過量投与」の項参照)
 
禁 忌 (次の患者には投与しないこと)
1.
消化性潰瘍のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
2.
重篤な血液の異常のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
3.
重篤な肝障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
4.
重篤な腎障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
5.
重篤な心機能不全のある患者[循環系のバランスが損なわれ、心不全が増悪するおそれがある。]
6.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
7.
アスピリン喘息 (非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発) 又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる。]
効能・効果
用法・用量
1. 下記の疾患並びに症状の鎮痛
頭痛,耳痛,症候性神経痛,腰痛症,筋肉痛,打撲痛,捻挫痛,月経痛,分娩後痛,がんによる疼痛,歯痛,歯科治療後の疼痛,変形性関節症
通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300~1000mgを経口投与し,投与 間隔は4~6時間以上とする。なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量と して4000mgを限度とする。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
2. 下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300~500mgを頓用する。なお,年齢,症状により適宜増減する。ただし,原則として1日2 回までとし,1日最大1500mgを限度とする。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
3. 小児科領域における解熱・鎮痛
通常,幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回10~15mgを経口投与し,投与間隔は4~6時間以上とする。なお, 年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として60mg/kgを限度とする。ただし,成人の用量を超えない。また,空腹時の投与 は避けさせることが望ましい。
用法・用量に関連する使用上の注意 1.
幼児及び小児の1回投与量の目安は下記のとおり。(「慎重投与」及び「重要な基本的注意」の項参照)

2.
「小児科領域における解熱・鎮痛」の効能又は効果に対する1回あたりの最大用量はアセトア ミノフェンとして500mg,1日あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして1500mgである。
備 考