販売名 ジクロフェナクNa錠25mg「サワイ」
組 成 (1錠中) ジクロフェナクナトリウム 25mg
薬 効 鎮痛・抗炎症剤
長期投与
禁 忌 (次の患者には投与しないこと)
1.
消化性潰瘍のある患者〔消化性潰瘍を悪化させる。〕(ただし、「慎重投与」の項参照)
2.
重篤な血液の異常のある患者〔副作用として血液障害が報告されているため血液の異常を悪化させるおそれがある。〕(「副作用」の項参照)
3.
重篤な肝障害のある患者〔副作用として肝障害が報告されているため肝障害を悪化させることがある。〕(「副作用」の項参照)
4.
重篤な腎障害のある患者〔腎血流量低下作用があるため腎障害を悪化させることがある。〕
5.
重篤な高血圧症のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため血圧をさらに上昇させるおそれがある。〕
6.
重篤な心機能不全のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため心機能を悪化させるおそれがある。〕
7.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
8.
アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作)又はその既往歴のある患者〔重症喘息発作を誘発する。〕
9.
インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の患者(「その他の注意」の項参照)
10.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
11.
トリアムテレンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能・効果
用法・用量
1.
下記の疾患ならびに症状の鎮痛・消炎
関節リウマチ、変形性関節症、変形性脊椎症、腰痛症、腱鞘炎、頸肩腕症候群、神経痛、後陣痛、骨盤内炎症、月経困難症、膀胱炎、前眼部炎症、歯痛
通常、成人にはジクロフェナクナトリウムとして1日量75~100mg(本剤3~4錠)とし原則として3回に分け経口投与する。また、頓用する場合には25~50mg(1~2錠)とする。なお、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
2.
手術ならびに抜歯後の鎮痛・消炎
通常、成人にはジクロフェナクナトリウムとして1日量75~100mg(本剤3~4錠)とし原則として3回に分け経口投与する。また、頓用する場合には25~50mg(1~2錠)とする。なお、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
3.
下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
通常、成人にはジクロフェナクナトリウムとして1回量25~50mg(本剤1~2錠)を頓用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、原則として1日2回までとし、1日最大100mg(4錠)を限度とする。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
備 考 先発品:ボルタレン
旧販売名:ブレシン