販売名 エレンタール配合内用剤
組 成
(1袋(80g)中)
熱量 300kcal
L‐イソロイシン 642mg
L‐ロイシン 899mg
L‐リジン塩酸塩 888mg
L‐メチオニン 648mg
L‐フェニ ルアラニン 871mg
L‐トレオニン 523mg
L‐トリプトファン 151mg
L‐バリン 701mg
L‐塩酸ヒスチジン 501mg
L‐アルギニン塩酸塩 1,125mg
L‐アラニン 899mg
L‐アスパラギン酸マグネシウム・カリウム 1,036mg
L‐アスパラギン酸ナトリウム一水和物 867mg
L‐グルタミン 1,932mg
グリシン 505mg
L‐プロリン 630mg
L‐セリン 1,159mg
L‐チロジン 110mg
デキストリン 63.41g
クエン酸ナトリウム水和物 616mg
塩化カリウム 150mg
グリセロリン酸カルシウム 825mg
グルコン酸第一鉄二水和物 15.5mg
硫酸亜鉛水和物 7.88mg
硫酸マンガン五水和物 1.30mg
硫酸銅 0.82mg
ヨウ化カリウム  19.6μg
チアミン塩化物塩酸塩 194μg
リボフラビンリン酸エステルナトリウム 256μg
ピリドキシン塩酸塩 267μg
シアノコバラミン 0.7μg
パントテン酸カルシウム 1.19mg
ニコチン酸アミド 2.20mg
葉酸 44μg
ビオチン 39μg
重酒石酸コリン 17.93mg
アスコルビン酸 7.80mg
レチノール酢酸エステル 648IU
トコフェロール酢酸エステル 3.30mg
エルゴカルシフェロール 1.3μg
フィトナジオン 9μg
ダイズ油 509mg
薬 効 成分栄養剤
長期投与
禁 忌 (次の患者には投与しないこと)
1.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.
重症糖尿病、ステロイド大量投与の患者で糖代謝異常が疑われる場合[高血糖があらわれるおそれがある。]
3.
妊娠3ヶ月以内又は妊娠を希望する婦人へのビタミンA5,000IU/日以上の投与(「5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
4.
アミノ酸代謝異常のある患者[高アミノ酸血症等を起こすおそれがある。]
効能・効果
本剤は、消化をほとんど必要としない成分で構成されたきわめて低残渣性・易吸収性の経腸的高カロリー栄養剤でエレメンタルダイエット又は成分栄養 と呼ばれる。一般に、手術前・後の患者に対し、未消化態蛋白を含む経管栄養剤による栄養管理が困難な時用いることができるが、とくに下記の場合に使用す る。
(1)
未消化態蛋白を含む経管栄養剤の適応困難時の術後栄養管理
(2)
腸内の清浄化を要する疾患の栄養管理
(3)
術直後の栄養管理
(4)
消化管異常病態下の栄養管理(縫合不全、短腸症候群、各種消化管瘻等)
(5)
消化管特殊疾患時の栄養管理(クローン氏病、潰瘍性大腸炎、消化不全症候群、膵疾患、蛋白漏出性腸症等)
(6)
高カロリー輸液の適応が困難となった時の栄養管理(広範囲熱傷等)
用法・用量
通常、エレンタール80gを300mLとなるような割合で常水又は微温湯に溶かし(1kcal/mL)、鼻腔ゾンデ、胃瘻、又は腸瘻から、十二指 腸あるいは空腸内に1日24時間持続的に注入する(注入速度は75~100mL/時間)。また、要により本溶液を1回又は数回に分けて経口投与もできる。
標準量として成人1日480~640g(1,800~2,400kcal)を投与する。なお、年令、体重、症状により適宜増減する。
一般に、初期量は、1日量の約1/8(60~80g)を所定濃度の約1/2(0.5kcal/mL)で投与開始し、患者の状態により、徐々に濃度及び投与量を増加し、4~10日後に標準量に達するようにする。
〈調製方法〉
エレンタール1袋80gを1kcal/mLに調製する場合
容器に常水又は微温湯を約250mL入れ、エレンタール1袋を加えて速やかに攪拌する。この場合、溶解後の液量は約300mL(1kcal/mL)となる。
エレンタールプラスチック容器入り1本80gを1kcal/mLに調製する場合
常水又は微温湯で溶解し、液量を約300mLの目盛り(凸部)に調製する。
用法・用量に関連する使用上の注意 本剤を用いて調製した液剤は、静注してはならない
備 考