販売名 |
ファスティック錠30/ ファスティック錠90 |
組 成 |
(1錠中) ナテグリニド 30mg/90mg |
薬 効 |
速効型食後血糖降下剤 |
長期投与 |
○ |
禁 忌 |
(次の患者には投与しないこと)
- 1.
- 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
- 2.
- 透析を必要とするような重篤な腎機能障害のある患者
[低血糖を起こすおそれがある。]
- 3.
- 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]
- 4.
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 5.
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
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効能・効果 |
- 2型糖尿病における食後血糖推移の改善
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
- (1)
- 食事療法・運動療法のみ
- (2)
- 食事療法・運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用
- (3)
- 食事療法・運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用
- (4)
- 食事療法・運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤を使用
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効能・効果に関連する使用上の注意 |
- 1.
- 糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮すること。糖尿病以外にも耐糖能異常・尿糖陽性等、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、老人性糖代謝異常、甲状腺機能異常等)を有する疾患があることに留意すること。
- 2.
- 糖尿病治療の基本である食事療法・運動療法のみを行っている患者では、投与の際、空腹時血糖が120mg/dL以上、又は食後血糖1又は2時間値が200mg/dL以上の患者に限る。
- 3.
- 食事療法・運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用している患者では、投与の際の空腹時血糖値は140mg/dL以上を目安とする。
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用法・用量 |
通常、成人にはナテグリニドとして1回90mgを1日3回毎食直前に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を120mgまで増量することができる。 |
用法・用量に関連する使用上の注意 |
本剤は、食後投与では速やかな吸収が得られず効果が減弱する。効果的に食後の血糖上昇を抑制するため、本剤の投与は毎食前10分以内(食直前)とすること。また、本剤は投与後、速やかに薬効を発現するため、食前30分投与では食事開始前に低血糖を誘発する可能性がある。 |
備 考 |
併売品:スターシス |