販売名
ジャディアンス錠10mg
組 成 (1錠中)  エンパグリフロジン 10mg
薬 効 選択的SGLT2阻害剤
-2型糖尿病治療剤-
長期投与
禁 忌 (次の患者には投与しないこと)
1.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.
重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者
[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
3.
重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者
[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]
効能・効果

〈ジャディアンス錠10mg・25mg〉
2型糖尿病

〈ジャディアンス錠10mg〉
慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。

効能・効果に関連する使用上の注意
  • 〈2型糖尿病〉
    1. 5.1 本剤は2型糖尿病と診断された患者に対してのみ使用し、1型糖尿病の患者には投与をしないこと。
    2. 5.2 本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮すること。
    3. 5.3 高度腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者では本剤の効果が期待できないため、投与しないこと
    4. 5.4 中等度腎機能障害患者では本剤の効果が十分に得られない可能性があるので投与の必要性を慎重に判断すること。
  • 〈慢性心不全〉
    1. 5.5 「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(前治療等)を十分に理解した上で、適応患者を選択すること。
 
用法・用量
  • 〈2型糖尿病〉

    通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら25mg1日1回に増量することができる。

  • 〈慢性心不全〉

    通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。

用法・用量に関連する使用上の注意 2型糖尿病と慢性心不全を合併する患者では、血糖コントロールが不十分な場合には血糖コントロールの改善を目的として本剤25mgに増量することができる。ただし、慢性心不全に対して本剤10mg1日1回を超える用量の有効性は確認されていないため、本剤10mgを上回る有効性を期待して本剤25mgを投与しないこと。
備 考