販売名 レンビマカプセル4mg
組 成 (1カプセル中) レンバチニブメシル酸塩 4.90mg(レンバチニブとして4mg)
薬 効 抗悪性腫瘍剤
長期投与
警 告 本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に本剤の有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
禁 忌 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性
効能・効果
  • 〈レンビマカプセル4mg〉

    根治切除不能な甲状腺癌、切除不能な肝細胞癌、切除不能な胸腺癌、がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌

  • 〈レンビマカプセル10mg〉

    根治切除不能な甲状腺癌、切除不能な胸腺癌、がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌

効能・効果に関連する使用上の注意
  • 〈根治切除不能な甲状腺癌〉
    1. 5.1 放射性ヨウ素による治療歴のない分化型甲状腺癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
    2. 5.2 臨床試験に組み入れられた患者の病理組織型等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
  • 〈切除不能な肝細胞癌〉
    1. 5.3 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
    2. 5.4 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
  • 〈切除不能な胸腺癌〉
    1. 5.5 本剤の術前補助療法としての有効性及び安全性は確立していない。
    2.  5.6 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
  • 〈がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌〉
    1. 5.7 本剤の一次治療における有効性及び安全性は確立していない。
    2. 5.8 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
    3. 5.9 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと
用法・用量

効能又は効果

用法及び用量

レンビマカプセル4mg
レンビマカプセル10mg

根治切除不能な甲状腺癌

切除不能な胸腺癌

通常、成人にはレンバチニブとして1日1回24mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌

ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはレンバチニブとして1日1回20mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

レンビマカプセル4mg

切除不能な肝細胞癌

通常、成人には体重にあわせてレンバチニブとして体重60kg以上の場合は12mg、体重60kg未満の場合は8mgを1日1回、経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

用法・用量に関連する使用上の注意
  • 〈根治切除不能な甲状腺癌、切除不能な肝細胞癌、切除不能な胸腺癌〉
    1. 7.1 本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
  • 〈根治切除不能な甲状腺癌、切除不能な胸腺癌〉
    1. 7.2 副作用があらわれた場合は、症状、重症度等に応じて以下の基準を考慮して、本剤を減量、休薬又は中止すること。減量して投与を継続する場合には、1日1回20mg、14mg、10mg、8mg又は4mgに減量すること。
      減量、休薬及び中止基準

      副作用

      程度

      処置

      高血圧

      収縮期血圧140mmHg以上又は拡張期血圧90mmHg以上のとき

      本剤の投与を継続し、降圧剤の投与を行う。

      降圧治療にも係らず、収縮期血圧160mmHg以上又は拡張期血圧100mmHg以上のとき

      収縮期血圧150mmHg以下及び拡張期血圧95mmHg以下になるまで本剤を休薬し、降圧剤による治療を行う。
      本剤の投与を再開する場合、1段階減量する。

      Grade 4の副作用が発現した場合

      本剤の投与を中止する。

      上記以外の副作用

      忍容性がないGrade 2又はGrade 3の副作用が発現した場合

      本剤の投与開始前の状態又はGrade 1以下に回復するまで休薬する(悪心・嘔吐・下痢に対しては休薬の前に適切な処置を行い、コントロールできない場合に本剤を休薬すること)。
      本剤の投与を再開する場合、1段階減量する。

      Grade 4の副作用が発現した場合
      (生命を脅かさない臨床検査値異常の場合は、Grade 3の副作用と同じ処置とする)

      本剤の投与を中止する。

      *:GradeはCTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)version 4.0に準じる。

  • 〈切除不能な肝細胞癌〉
    1. 7.3 臨床試験において、中等度(Child-Pughスコア7~8)の肝機能障害を有する肝細胞癌患者に対する最大耐用量は1日1回8mgであることが確認されている。[9.3.2 参照]
    2. 7.4 副作用があらわれた場合は、症状、重症度等に応じて以下の基準を考慮して、本剤を減量、休薬又は中止すること。
      減量段階基準

      開始用量

      1段階減量

      2段階減量

      3段階減量

      12mgを1日1回投与

      8mgを1日1回投与

      4mgを1日1回投与

      4mgを隔日投与

      8mgを1日1回投与

      4mgを1日1回投与

      4mgを隔日投与

      投与を中止する

      減量、休薬及び中止基準

      副作用

      程度

      処置

      高血圧

      収縮期血圧140mmHg以上又は拡張期血圧90mmHg以上のとき

      本剤の投与を継続し、降圧剤の投与を行う。

      降圧治療にも係らず、収縮期血圧160mmHg以上又は拡張期血圧100mmHg以上のとき

      収縮期血圧150mmHg以下及び拡張期血圧95mmHg以下になるまで本剤を休薬し、降圧剤による治療を行う。
      本剤の投与を再開する場合、1段階減量する。

      Grade 4の副作用が発現した場合

      本剤の投与を中止する。

      血液毒性及び蛋白尿

      Grade 3の副作用が発現した場合
      (臨床的に意義がない臨床検査値異常の場合を除く)

      本剤の投与開始前の状態又はGrade 2以下に回復するまで休薬する。
      本剤の投与を再開する場合、初回の副作用発現時は減量せず、2回目以降の副作用発現時は1段階減量する。

      Grade 4の副作用が発現した場合

      本剤の投与開始前の状態又はGrade 2以下に回復するまで休薬する。
      本剤の投与を再開する場合、1段階減量する。

      上記以外の副作用

      忍容性がないGrade 2の副作用が発現した場合

      本剤の投与開始前の状態若しくはGrade 1以下に回復するまで休薬する、又は本剤の投与量を1段階減量して投与を継続する(悪心・嘔吐・下痢・甲状腺機能低下に対しては休薬又は減量の前に適切な処置を行い、コントロールできない場合に本剤を休薬又は減量すること)。
      本剤の投与を再開する場合、1段階減量する。

      Grade 3の副作用が発現した場合
      (臨床的に意義がない臨床検査値異常の場合を除く)

      本剤の投与開始前の状態又はGrade 1以下に回復するまで休薬する(悪心・嘔吐・下痢・甲状腺機能低下に対しては休薬の前に適切な処置を行い、コントロールできない場合に本剤を休薬すること)。
      本剤の投与を再開する場合、1段階減量する。

      Grade 4の副作用が発現した場合
      (生命を脅かさない臨床検査値異常の場合は、Grade 3の副作用と同じ処置とする)

      本剤の投与を中止する。

      *: GradeはCTCAE version 4.0に準じる。

  • 〈がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌〉
    1. 7.5 副作用があらわれた場合は、症状、重症度等に応じて以下の基準を考慮して、本剤を減量、休薬又は中止すること。減量して投与を継続する場合には、1日1回14mg、10mg、8mg又は4mgに減量すること。
      減量、休薬及び中止基準

      副作用

      程度

      処置

      高血圧

      収縮期血圧140mmHg以上又は拡張期血圧90mmHg以上のとき

      本剤の投与を継続し、降圧剤の投与を行う。

      降圧治療にも係らず、収縮期血圧160mmHg以上又は拡張期血圧100mmHg以上のとき

      収縮期血圧150mmHg以下及び拡張期血圧95mmHg以下になるまで本剤を休薬し、降圧剤による治療を行う。
      本剤の投与を再開する場合、1段階減量する。

      Grade 4の副作用が発現した場合

      本剤の投与を中止する。

      上記以外の副作用

      忍容性がないGrade 2又はGrade 3の副作用が発現した場合

      本剤の投与開始前の状態又は忍容性のあるGrade 2以下に回復するまで休薬する(悪心・嘔吐・下痢・甲状腺機能低下に対しては休薬又は減量の前に適切な処置を行い、コントロールできない場合に本剤を休薬又は減量すること)。
      本剤の投与を再開する場合、1段階減量する。

      Grade 4の副作用が発現した場合
      (生命を脅かさない臨床検査値異常の場合は、Grade 3の副作用と同じ処置とする)

      本剤の投与を中止する。

      *:GradeはCTCAE version 4.0に準じる。

備 考