販売名 マグコロールP
組 成 (50g中) クエン酸マグネシウム 34g
薬 効 大腸検査・腹部外科手術前処置用下剤
長期投与  
禁 忌 (次の患者には投与しないこと)
1.
消化管に閉塞のある患者又はその疑いのある患者及び重症の硬結便のある患者
〔腸管内容物の増大や蠕動運動亢進により腸管内圧の上昇をきたし、腸管粘膜の虚血性変化や腸閉塞、腸管穿孔を生じるおそれがある。〕
2.
急性腹症が疑われる患者
〔腸管内容物の増大や蠕動運動亢進により、症状を増悪するおそれがある。〕
3.
腎障害のある患者
〔吸収されたマグネシウムの排泄が遅延し、血中マグネシウム濃度が上昇するおそれがある。また、多量の水分摂取は腎機能に負荷となり、症状を増悪するおそれがある。〕
4.
中毒性巨大結腸症の患者
〔穿孔を引き起こし腹膜炎、腸管出血を起こすおそれがある。〕
効能・効果

大腸検査(X線・内視鏡)前処置における腸管内容物の排除

腹部外科手術時における前処置用下剤

用法・用量
大腸X線検査前処置、腹部外科手術時における前処置の場合
<高張液投与>
クエン酸マグネシウムとして、34g(本剤50g)を水に溶解し、全量約180mLとする。通常成人1回144~180mLを検査予定時間の10~15時間前に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
大腸内視鏡検査前処置の場合
<高張液投与>
クエン酸マグネシウムとして、34g(本剤50g)を水に溶解し、全量約180mLとする。通常成人1回144~180mLを検査予定時間の10~15時間前に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
<等張液投与>
クエン酸マグネシウムとして、68g(本剤100g)を水に溶解し、全量約1,800mLとする。通常成人1回1,800mLを検査予定時間の4時間以上前に200mLずつ約1時間かけて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、2,400mLを越えての投与は行わない。
用法・用量に関連する使用上の注意
等張液を投与する場合には、次の事項に注意すること
1.
200mLを投与するごとに排便、腹痛等の状況を確認しながら、慎重に投与するとともに、腹痛等の消化器症状があらわれた場合は投与を中断し、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を行い、投与継続の可否について、慎重に検討すること。
2.
1.8Lを投与しても排便がない場合は、投与を中断し、腹痛、嘔吐等がないことを確認するとともに、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を行い、投与継続の可否について、慎重に検討すること。
3.
高齢者では特に時間をかけて投与すること。
備 考