販売名 ナイキサン錠100mg
組 成 (1錠中) ナプロキセン 100mg
薬 効 鎮痛・抗炎症剤
長期投与
禁 忌 (次の患者には投与しないこと)
1.
消化性潰瘍のある患者(ただし、慎重投与の項参照)
〔胃粘膜の防御因子の一つであるプロスタグランジン(PG)の生合成を阻害し、胃潰瘍を悪化させるおそれがある。〕
2.
重篤な血液の異常のある患者
〔副作用として血液・肝障害が報告されているため、さらに悪化させるおそれがある。〕
3.
重篤な肝障害のある患者
〔副作用として血液・肝障害が報告されているため、さらに悪化させるおそれがある。〕
4.
重篤な腎障害のある患者
〔腎血流量を低下させることがあるので、腎障害をさらに悪化させるおそれがある。〕
5.
重篤な心機能不全のある患者
〔腎血流量及び水・電解質代謝の調節作用を有するPGの生合成を阻害することにより、Na・水分貯留傾向があるため心機能を悪化させたり、血圧をさらに上昇させるおそれがある。〕
6.
重篤な高血圧症の患者
〔腎血流量及び水・電解質代謝の調節作用を有するPGの生合成を阻害することにより、Na・水分貯留傾向があるため心機能を悪化させたり、血圧をさらに上昇させるおそれがある。〕
7.
本剤の成分又は他の非ステロイド性鎮痛消炎剤に対し過敏症の既往歴のある患者
8.
アスピリン喘息(非ステロイド性鎮痛消炎剤等により誘発される喘息発作)又はその既往歴のある患者
〔気管支筋拡張に関与するPGの合成を阻害することにより、気管支のれん縮が引き起こされ喘息発作を誘発する。〕
効能・効果 ○下記疾患の消炎、鎮痛、解熱
関節リウマチ、変形性関節症、痛風発作、強直性脊椎炎、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎、月経困難症、帯状疱疹
○外傷後並びに手術後の消炎、鎮痛
○歯科・口腔外科領域における抜歯並びに小手術後の消炎、鎮痛
用法・用量 通常、成人にはナプロキセンとして1日量300~600mg(本剤3~6錠)を2~3回に分け、なるべく空腹時をさけて経口投与する。痛風発作には初回 400~600mg(本剤4~6錠)を経口投与する。頓用する場合及び外傷後並びに術後初回には300mg(本剤3錠)を経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
備 考