販売名 |
オプソ内服液5mg |
組 成 |
(1包(2.5mL)中) モルヒネ塩酸塩水和物 5mg |
薬 効 |
癌疼痛治療用内服液剤 |
長期投与 |
30日分投与を限度とする |
禁 忌 |
(次の患者には投与しないこと)
1.
- 重篤な呼吸抑制のある患者〔呼吸抑制を増強する.〕
2.
- 気管支喘息発作中の患者〔気道分泌を妨げる.〕
3.
- 重篤な肝障害のある患者〔昏睡に陥ることがある.〕
4.
- 慢性肺疾患に続発する心不全の患者〔呼吸抑制や循環不全を増強する.〕
5.
- 痙れん状態(てんかん重積症,破傷風,ストリキニーネ中毒)にある患者〔脊髄の刺激効果があらわれる.〕
6.
- 急性アルコール中毒の患者〔呼吸抑制を増強する.〕
7.
- 本剤の成分およびアヘンアルカロイドに対し過敏症の患者
8.
- 出血性大腸炎の患者〔腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢患者では,症状の悪化,治療期間の延長をきたすおそれがある.〕
|
原則禁忌 |
(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
- 細菌性下痢のある患者〔治療期間の延長をきたすおそれがある.〕
|
効能・効果 |
中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛 |
用法・用量 |
通常,成人にはモルヒネ塩酸塩水和物として1日30~120mgを1日6回に分割し経口投与する.
なお,年齢,症状により適宜増減する. |
用法・用量に関連する使用上の注意 |
- 1. 臨時追加投与(レスキュー・ドーズ)として使用する場合
- 本剤の1回量は定時投与中のモルヒネ経口製剤の1日量の1/6量を目安として投与すること.
- 2. 定時投与時
- (1) 初めてモルヒネ製剤として本剤を使用する場合
- 1回5~10mgから開始し,鎮痛効果および副作用の発現状況を観察しながら,用量調節を行うこと.
- (2) 定時投与時の投与間隔
- 1日量を6分割して使用する場合には,4時間ごとの定時に経口投与すること.
ただし,深夜の睡眠を妨げないように就寝前の投与は2回分を合わせて投与することもできる.
- 3.
- 他のオピオイド製剤から本剤へ変更する場合には,前投与薬剤の投与量および鎮痛効果の持続時間を考慮して,副作用の発現に注意しながら,適宜用量を調節すること.
- 4.
- 経皮フェンタニル貼付剤から本剤へ変更する場合には,経皮フェンタニル貼付剤はく離後にフェンタニル の血中濃度が50%に減少するまで17時間以上かかることから,はく離直後の本剤の使用は避け,本剤の使用を開始するまでに,フェンタニルの血中濃度が適 切な濃度に低下するまでの時間をあけるとともに,本剤の低用量から投与することを考慮すること.
- 5. 減量
- 連用中における急激な減量は,退薬症候があらわれることがあるので行わないこと.副作用等により減量する場合は,患者の状態を観察しながら慎重に行うこと.
- 6. 投与の中止
- 本剤の投与を必要としなくなった場合には,退薬症候の発現を防ぐために徐々に減量すること.
|
備 考 |
|