販売名 |
ボルタレンサポ12.5mg |
組 成 |
(1錠中) ジクロフェナクナトリウム )12.5mg |
薬 効 |
鎮痛・解熱・抗炎症剤 |
長期投与 |
○ |
警 告 |
幼小児・高齢者又は消耗性疾患の患者は、過度の体温下降・血圧低下によるショック症状があらわれやすいので、これらの患者には特に慎重に投与すること。 |
禁 忌 |
(次の患者には投与しないこと)
- 1.
- 消化性潰瘍のある患者〔消化性潰瘍を悪化させる。〕(ただし、「慎重投与」の項参照)
- 2.
- 重篤な血液の異常のある患者〔副作用として血液障害が報告されているため血液の異常を悪化させるおそれがある。〕(「副作用」の項参照)
- 3.
- 重篤な肝障害のある患者〔副作用として肝障害が報告されているため肝障害を悪化させることがある。〕(「副作用」の項参照)
- 4.
- 重篤な腎障害のある患者〔腎血流量低下作用があるため腎障害を悪化させることがある。〕
- 5.
- 重篤な高血圧症のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため血圧をさらに上昇させるおそれがある。〕
- 6.
- 重篤な心機能不全のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため心機能を悪化させるおそれがある。〕
- 7.
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 8.
- 直腸炎、直腸出血又は痔疾のある患者〔粘膜刺激作用によりこれらの症状が悪化することがある。〕
- 9.
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作)又はその既往歴のある患者〔重症喘息発作を誘発する。〕
- 10.
- インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の患者(「その他の注意」の項参照)
- 11.
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 12.
- トリアムテレンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
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効能・効果 |
- ○下記の疾患並びに症状の鎮痛・消炎
- 慢性関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症
後陣痛
- ○手術後の鎮痛・消炎
- ○他の解熱剤では効果が期待できないか、あるいは、他の解熱剤の投与が不可能な場合の急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の緊急解熱
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用法・用量 |
- 成人
- ジクロフェナクナトリウムとして通常1回25~50mgを1日1~2回、直腸内に挿入するが、年齢、症状に応じ低用量投与が望ましい。低体温によるショックを起こすことがあるので、高齢者に投与する場合には少量から投与を開始すること。
- 小児
- ジクロフェナクナトリウムとして1回の投与に体重1kgあたり0.5~1.0mgを1日1~2回、直腸内に挿入する。なお、年齢、症状に応じ低用量投与が望ましい。
低体温によるショックを起こすことがあるので、少量から投与を開始すること。
年齢別投与量の目安は1回量として下記のとおりである。
- 1歳以上3歳未満:6.25mg
3歳以上6歳未満:6.25mg~12.5mg
6歳以上9歳未満:12.5mg
9歳以上12歳未満:12.5mg~25mg
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備 考 |
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