販売名 アレビアチン注250mg
組 成 (1アンプル中) フェニトインナトリウム 250mg
薬 効 抗けいれん剤
長期投与
禁 忌

(次の患者には投与しないこと)

1.

本剤の成分またはヒダントイン系化合物に対し過敏症の患者
2.
洞性徐脈,高度の刺激伝導障害のある患者〔心停止を起こすことがある.〕
3.
タダラフィル(アドシルカ)を投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
効能・効果
  1. てんかん様けいれん発作が長時間引き続いて起こる場合(てんかん発作重積症)
  2. 経口投与が不可能で,かつ,けいれん発作の出現が濃厚に疑われる場合(特に意識障害,術中,術後)
  3. 急速にてんかん様けいれん発作の抑制が必要な場合
用法・用量 本剤の有効投与量は,発作の程度,患者の耐薬性等により異なるが,通常成人には,本剤2.5~5mL(フェニトインナトリウムとして125~250mg)を,1分間1mLを超えない速度で徐々に静脈内注射する.
以上の用量で発作が抑制できないときには,30分後さらに2~3mL(フェニトインナトリウムとして100~150mg)を追加投与するか,他の対策を考慮する.小児には,成人量を基準として,体重により決定する.
本剤の投与により,けいれんが消失し,意識が回復すれば経口投与に切り替える.
用法・用量に関連する使用上の注意 1.
眼振,構音障害,運動失調,眼筋麻痺等があらわれた場合は過量になっているので,投与を直ちに中止すること.また,意識障害,血圧降下,呼吸障害があらわれた場合には,直ちに人工呼吸,酸素吸入,昇圧剤の投与など適切な処置を行うこと.用量調整をより適切に行うためには,本剤の血中濃度測定を行うことが望ましい.
2.
急速に静注した場合,心停止,一過性の血圧降下,呼吸抑制等の循環・呼吸障害を起こすことがあるので,1分間1mLを超 えない速度で徐々に注射すること.また,衰弱の著しい患者,高齢者,心疾患のある患者ではこれらの副作用が発現しやすいので,注射速度をさらに遅くするな ど注意すること.
備 考