販売名 |
アセリオ静注液1000mg |
組 成 |
(1バイアル(100mL)中) アセトアミノフェン 1000mg |
薬 効 |
解熱鎮痛剤 |
長期投与 |
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警 告 |
- 1.
- 本剤により重篤な肝障害が発現するおそれがあることに注意し,1日総量1500mgを超す高用量で長期投与する場合には,定期的に肝機能等を確認するなど慎重に投与すること(「重要な基本的注意9.」の項参照).
- 2.
- 本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併用を避けること(「重要な基本的注意7.」及び「過量投与」の項参照).
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禁 忌 |
(次の患者には投与しないこと)
- 1.
- 重篤な肝障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある.]
- 2.
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 3.
- 消化性潰瘍のある患者[症状が悪化するおそれがある.]
- 4.
- 重篤な血液の異常のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある.]
- 5.
- 重篤な腎障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある.]
- 6.
- 重篤な心機能不全のある患者[循環系のバランスが損なわれ,心不全が増悪するおそれがある.]
- 7.
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる.]
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効能・効果 |
経口製剤及び坐剤の投与が困難な場合における疼痛及び発熱 |
効能・効果に関連する使用上の注意 |
経口製剤及び坐剤の投与が困難で,静注剤による緊急の治療が必要である場合等,静注剤の投与が臨床的に妥当である場合に本剤の使用を考慮すること.経口製剤又は坐剤の投与が可能になれば速やかに投与を中止し,経口製剤又は坐剤の投与に切り替えること. |
用法・用量 |
- 下記のとおり本剤を15分かけて静脈内投与すること.
- <成人における疼痛>
- 通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300~1000mgを15分かけて静脈内投与し,投与間隔は4~6時間以上とする.なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として4000mgを限度とする.
ただし,体重50kg未満の成人にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回15mgを上限として静脈内投与し,投与間隔は4~6時間以上とする.1日総量として60mg/kgを限度とする.
- <成人における発熱>
- 通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300~500mgを15分かけて静脈内投与し,投与間隔は4~6時間以上とする.なお,年齢,症状により適宜増減するが,原則として1日2回までとし,1日最大1500mgを限度とする.
- <2歳以上の幼児及び小児における疼痛及び発熱>
- 通常,2歳以上の幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回10~15mgを15分かけて静脈内投与し,投与間隔は4~6時間以上とする.なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として60mg/kgを限度とする.ただし,成人の用量を超えない.
- <乳児及び2歳未満の幼児における疼痛及び発熱>
- 通常,乳児及び2歳未満の幼児にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回7.5mgを15分かけて静脈内投与し,投与間隔は4~6時間以上とする.なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として30mg/kgを限度とする.
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用法・用量に関連する使用上の注意 |
- 1.
- 本剤の投与に際しては,投与速度を厳守すること(本剤の有効性及び安全性は本剤を15分かけて静脈内投与した臨床試験において確認されている.【臨床成績】の項参照).なお,本剤の投与速度及び投与量により,循環動態に影響を及ぼすことが明らかに予想される患者には投与しないこと.
- 2.
- 乳児,幼児及び小児の1回投与量の目安は下記のとおり.
(「慎重投与」及び「重要な基本的注意」の項参照)
- 体重:5kg
- アセリオ静注液1000mg:3.75mL
- 体重:10kg
- アセリオ静注液1000mg:7.5~15mL
- 体重:20kg
- アセリオ静注液1000mg:20~30mL
- 体重:30kg
- アセリオ静注液1000mg:30~45mL
- 3.
- 乳児,幼児及び小児に対する1回あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして500mg,1日あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして1500mgである.
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備 考 |
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