販売名 ビーフリード輸液(500mL袋)
組 成
■上室液(アミノ酸・電解質液)
成分(150mL中)
L‐ロイシン 2.100g
L‐イソロイシン 1.200g
L‐バリン 1.200g
L‐リジン塩酸塩 1.965g(L‐リジンとして1.573g)
L‐トレオニン 0.855g
L‐トリプトファン 0.300g
L‐メチオニン 0.585g
アセチルシステイン 0.202g(L‐システインとして0.150g)
L‐フェニルアラニン 1.050g
L‐チロジン 0.075g
L‐アルギニン 1.575g
L‐ヒスチジン 0.750g
L‐アラニン 1.200g
L‐プロリン 0.750g
L‐セリン 0.450g
グリシン 0.885g
L‐アスパラギン酸 0.150g
L‐グルタミン酸 0.150g
リン酸二カリウム 0.501g
リン酸水素ナトリウム水和物 0.771g
クエン酸ナトリウム水和物 0.285g
乳酸ナトリウム 1.145g
※K+として5.8mEq
■下室液(ビタミンB1・糖・電解質液)
成分(350mL中)
ブドウ糖 37.499g
塩化カリウム 0.317g
塩化カルシウム水和物 0.184g
硫酸マグネシウム水和物 0.308g
硫酸亜鉛水和物 0.70mg
チアミン塩化物塩酸塩 0.96mg(チアミンとして0.75mg)
※K+として4.3mEq
■混合時(1袋 500mL中)
<電解質>
Na+ 17.5mEq
K+ 10mEq
Mg2+ 2.5mEq
Ca2+ 2.5mEq
Cl- 17.5mEq
SO42- 2.5mEq
Acetate- 8mEq
Lactate- 10mEq
Citrate3- 3mEq
P 5mmol
Zn 2.5μmol
<糖質>
ブドウ糖 37.50g
ブドウ糖濃度 7.5%
<アミノ酸>
総遊離アミノ酸量 15.00g
総窒素量 2.35g
必須アミノ酸/非必須アミノ酸 1.44
分岐鎖アミノ酸含有率 30w/w%
<ビタミン>
チアミン塩化物塩酸塩 0.96mg(チアミンとして0.75mg)
総熱量 210kcal
非蛋白熱量 150kcal
非蛋白熱量/窒素 64
薬 効 ビタミンB1・糖・電解質・アミノ酸液
長期投与
禁 忌 (次の患者には投与しないこと)
1.
肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者[アミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化するおそれがある。]
2.
重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者(いずれも透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)[水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。また、アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。](「慎重投与」の項3.、「重要な基本的注意」の項5.参照)
3.
乏尿のある患者(透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)[症状が悪化するおそれがある。](「慎重投与」の項3.、「重要な基本的注意」の項5.参照)
4.
うっ血性心不全のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。]
5.
高度のアシドーシス(高乳酸血症等)のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
6.
高カリウム血症、アジソン病の患者 [症状が悪化するおそれがある。]
7.
高リン血症副甲状腺機能低下症の患者 [症状が悪化するおそれがある。]
8.
高マグネシウム血症甲状腺機能低下症の患者 [症状が悪化するおそれがある。]
9.
高カルシウム血症の患者 [症状が悪化するおそれがある。]
10.
閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水分、電解質の過負荷となり、症状が悪化するおそれがある。]
11.
アミノ酸代謝異常症の患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、症状が悪化するおそれがある。]
12.
チアミン塩化物塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果 下記状態時のアミノ酸、電解質、ビタミンB1及び水分の補給
・経口摂取不十分で、軽度の低蛋白血症又は軽度の低栄養状態にある場合
・手術前後
用法・用量 用時に隔壁を開通して上室液と下室液をよく混合する。通常、成人には1 回500mL を末梢静脈内に点滴静注する。投与速度は、通常、成人500mL あたり120 分を基準とし、高齢者、重篤な患者には更に緩徐に注入する。
なお、年齢、症状、体重により適宜増減するが、最大投与量は1 日2500mL までとする。
備 考