販売名 |
コートロシン注射用0.25mg |
組 成 |
(1アンプル中) テトラコサクチド 0.25mg(酢酸テトラコサクチドとして0.28mg) |
薬 効 |
合成ACTH製剤 |
長期投与 |
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効能・効果 |
副腎皮質機能検査 |
用法・用量 |
- 1日1回添付溶解液に溶解し,下記量を使用する。必要があれば連続2~3日行う。
- ○筋注・静注(ラピッド・テスト)には,テトラコサクチドとして0.25mg(1管)を使用する。
- ○点滴静注にはテトラコサクチドとして0.25~0.5mg(1~2管)を5%ブドウ糖注射液,生理食塩液,注射用蒸留水等に加え,4~8時間点滴静脈内注入する。
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測定法 |
- 副腎皮質機能検査の方法と判定
迅速ACTH試験(ラピッド・テスト)
- (1) 〈方法〉
- 1)
- 注射前少なくとも30分は安静とした後,前採血(a.)する。
- 2)
- コートロシン注1管(テトラコサクチドとして0.25mg)を筋注または静注する。
- 3)
- 注射後30分および60分に採血(b.)する。
- 4)
- a.とb.の血中コルチゾールを測定する。
- (2) 〈判定〉
- 1)
- a.の約2倍以上(またはa.より10μg/dL以上)増加した場合を正常と判定する。
- 2)
- 増加がみられないときは,副腎皮質分泌予備能が低下しており,副腎皮質機能不全が疑われる。
- 3)
- ただし,迅速ACTH試験だけでは原発性副腎皮質機能不全と続発性副腎皮質機能不全の鑑別はできない。これは,後者の血中コルチゾールが増加しない場合と多少増加する場合があるためである。
- 4)
- これらを識別するためには,コートロシンZ注による続発ACTH試験を行うか,迅速ACTH試験での血中コルチゾール測定と同時にACTHの基礎値を測定することで鑑別が可能である。
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備 考 |
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