販売名 ジルチアゼム塩酸塩注射用50mg「サワイ」
組 成 (1アンプル中) ジルチアゼム塩酸塩 50mg
薬 効 注射用Ca拮抗剤
長期投与  
禁 忌 (次の患者には投与しないこと)
1.
重篤な低血圧あるいは心原性ショックのある患者〔症状を悪化させるおそれがある。〕
2.
2度以上の房室ブロック、洞不全症候群(持続性の洞性徐脈(50拍/分未満)、洞停止、洞房ブロック等)のある患者〔本剤の心刺激生 成抑制作用、心伝導抑制作用が過度にあらわれるおそれがある。〕
3.
重篤なうっ血性心不全の患者〔心不全症状を悪化させるおそれがある。〕
4.
重篤な心筋症のある患者〔心不全症状を悪化させるおそれがある。〕
5.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
6.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能・効果
用法・用量
頻脈性不整脈(上室性)
本剤(ジルチアゼム塩酸塩として10mg又は50mg)は、5mL以上の生理食塩液又はブドウ糖注射液に用時溶解し、次のごとく投与する。
通 常、成人にはジルチアゼム塩酸塩として1回10mgを約3分間で緩徐に静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
手術時の異常高血圧の救急処置
本剤(ジルチアゼム塩酸塩として10mg又は50mg)は、5mL以上の生理食塩液又はブドウ糖注射液に用時溶解し、次のごとく投与する。
1 回静注の場合:通常、成人にはジルチアゼム塩酸塩として1回10mgを約1分間で緩徐に静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
点滴静注 の場合:通常、成人には1分間に体重kg当たりジルチアゼム塩酸塩として5~15μgを点滴静注する。目標値まで血圧を下げ、以後血圧をモニターしながら 点滴速度を調節する。
高血圧性緊急症
本剤(ジルチアゼム塩酸塩として10mg又は50mg)は、5mL以上の生理食塩液又はブドウ糖注射液に用時溶解し、次のごとく投与する。
通 常、成人には1分間に体重kg当たりジルチアゼム塩酸塩として5~15μgを点滴静注する。目標値まで血圧を下げ、以後血圧をモニターしながら点滴速度を 調節する。
不安定狭心症
本剤(ジルチアゼム塩酸塩として10mg又は50mg)は、5mL以上の生理食塩液又はブドウ糖注射液に用時溶解し、次のごとく投与する。
通 常、成人には1分間に体重kg当たりジルチアゼム塩酸塩として1~5μgを点滴静注する。投与量は低用量から開始し、患者の病態に応じて適宜増減するが、 最高用量は1分間に体重kg当たり5μgまでとする。
備 考 先発品:ヘルベッサー
旧採用品:ヘルベッサー