販売名 |
ハンプ注射用1000 |
組 成 |
(1バイアル中) カルペリチド 1000μg |
薬 効 |
α型ヒト心房性ナトリウム利尿ポリペプチド製剤 |
長期投与 |
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禁 忌 |
(次の患者には投与しないこと)
1.
- 重篤な低血圧,又は心原性ショックのある患者
〔本剤は降圧作用を有するため,その病態を悪化させる可能性がある。〕
2.
- 右室梗塞のある患者
〔一般的に,右室梗塞のある患者に対して血管拡張薬や利尿薬を用いると,静脈還流が減少し,低心拍出状態を増悪させるといわれている。〕
3.
- 脱水症状の患者
〔本剤は利尿作用を有するので,循環血漿量の減少している患者に投与した場合,その病態を更に悪化させる可能性がある。〕
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効能・効果 |
急性心不全(慢性心不全の急性増悪期を含む) |
用法・用量 |
本剤は日本薬局方注射用水5mLに溶解し、必要に応じて日本薬局方生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で希釈し、カルペリチドとして1分間あたり0.1μg/kgを持続静脈内投与する。なお、投与量は血行動態をモニターしながら適宜調節するが、患者の病態に応じて1分間あたり0.2μg/kgまで増量できる。 |
備 考 |
- 1. 調製時の注意
- (1)
- 本剤は、他の注射剤と混合せず用いることが望ましい。
- (2)
- 本剤を日本薬局方注射用水5 mLに溶解後、下記の輸液に希釈して用いる場合、混合24時間までは配合変化を起こさないことが確認されている。
日本薬局方ブドウ糖注射液、日本薬局方生理食塩液、乳酸リンゲル液
- 2. 配合変化
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- 本剤は、アミノ酸輸液、亜硫酸塩(亜硫酸水素ナトリウム等)を含有する製剤、ヘパリンナトリウム製剤等と混合すると24時間までに外観変化・含量低下が認められるため、これらの製剤と混合せず別の静脈ラインから投与すること。
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