販売名 ヒューマログミックス50注ミリオペン
組 成 (1筒中) インスリン リスプロ 300単位
50%インスリンリスプロ+50%中間型インスリンリスプロ
薬 効 抗糖尿病剤
長期投与
禁 忌 (次の患者には投与しないこと)
1. 低血糖症状を呈している患者
2. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果 インスリン療法が適応となる糖尿病
効能・効果に関連する使用上の注意 糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮すること。
糖尿病以外にも耐糖能異常や尿糖陽性を呈する糖尿病類似の病態(腎性糖尿、甲状腺機能異常等)があることに留意すること。
用法・用量 本剤は、超速効型インスリンアナログであるインスリンリスプロと中間型インスリンリスプロを50:50の割合で含有する混合製剤である。
通常、成人では1回4~20単位を1日2回、朝食直前と夕食直前に皮下注射する。なお、1日1回投与の時は朝食直前に皮下注射する。
投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて増減するが、維持量としては通常1日4~80単位である。
用法・用量に関連する使用上の注意
本剤は、超速効型のインスリンリスプロの迅速な効果発現と、中間型インスリンリスプロの持続作用が保持されている。インスリンリスプロの超速効作用のために、速効型インスリンを含む混合製剤(通常食事の30分前に投与)と異なり食直前(15分以内)に投与を行うこと。
<投与時間>
食前
本剤
15分以内
速効型インスリンを含む混合製剤
30分前
また、他のインスリン製剤から本剤に変更する場合にも、その作用特性や薬物動態(「薬物動態」血清中濃度、血糖値の項参照)を考慮し、必要に応じ て投与量を増減するなど、慎重に行うこと(「臨床成績」の項参照)。臨床試験において切り替え時に一過性の低血糖の増加が認められたため注意すること。
なお、糖尿病性昏睡、急性感染症、手術等緊急の場合は、本剤のみで処置することは適当でなく、速効型インスリン製剤を使用すること。
備 考