販売名 |
ソル・メドロール静注用40mg/ソル・メドロール静注用125mg/ ソル・メドロール静注用500mg |
組 成 |
(1バイアル中) メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム 165.7mg/663.0mg(メチルプレドニゾロン相当量125mg/500mg) |
薬 効 |
副腎皮質ホルモン剤 |
長期投与 |
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警 告 |
- 1.
- 本剤を含むがん化学療法 は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施するこ と。適応患者の選択にあたっては、各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分 説明し、同意を得てから投与すること。
- 2.
- 血清クレアチニンの高値(>2.0mg/dL)を示す敗血症症候群及び感染性ショックの患者で本剤の大量投与により死亡率を増加させたとの報告がある1)。投与に際しては患者の選択、用法・用量に特に留意すること。
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禁 忌 |
(次の患者には投与しないこと)
- 1. 次の患者には投与しないこと
- (1)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- (2)
- デスモプレシン酢酸塩水和物(男性における夜間多尿による夜間頻尿)を投与中の患者[「相互作用」の項参照]
- 2. 次の薬剤を投与しないこと
- 生ワクチン又は弱毒生ワクチン[「相互作用」の項参照]
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原則禁忌 |
(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
- 1.
- 有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者[免疫機能を抑制し、宿主防御能を低下させるので、感染症を悪化させるおそれがある。]
- 2.
- 腎機能低下及び慢性腎不全のある重症感染症の患者[「警告」の項参照]
- 3.
- 急性心筋梗塞を起こした患者[心破裂を起こしたとの報告がある。]
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効能・効果
用法・用量
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- ○急性循環不全(出血性ショック、感染性ショック)
[ソル・メドロール静注用125mg、500mg、1000mg]
- 1. 出血性ショック
通常、メチルプレドニゾロンとして1回125~2000mgを緩徐に静注又は点滴静注する。なお、症状が改善しない場合には、適宜追加投与する。
- 2. 感染性ショック
通常、成人にはメチルプレドニゾロンとして1回1000mgを緩徐に静注又は点滴静注する。なお、症状が改善しない場合には、1000mgを追加投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- ○腎臓移植に伴う免疫反応の抑制
[ソル・メドロール静注用125mg、500mg、1000mg]
- 通常、成人にはメチルプレドニゾロンとして1日40~1000mgを緩徐に静注又は点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- ○受傷後8時間以内の急性脊髄損傷患者(運動機能障害及び感覚機能障害を有する場合)における神経機能障害の改善
[ソル・メドロール静注用40mg、125mg、500mg、1000mg]
- 受傷後8時間以内に、メチルプレドニゾロンとして30mg/kgを15分間かけて点滴静注し、その後45分間休薬し、5.4mg/kg/時間を23時間点滴静注する。
- ○気管支喘息
[ソル・メドロール静注用125mg]
- 1.通常、成人にはメチルプレドニゾロンとして初回量40~125mgを緩徐に静注又は点滴静注する。その後、症状に応じて、40~80mgを4~6時間ごとに緩徐に追加投与する。
- 2.通常、小児にはメチルプレドニゾロンとして1.0~1.5mg/kgを緩徐に静注又は点滴静注する。その後、症状に応じて、1.0~1.5mg/kgを4~6時間ごとに緩徐に追加投与する。
- ○以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法
再発又は難治性の悪性リンパ腫
[ソル・メドロール静注用125mg、500mg]
- 他の抗悪性腫瘍剤との併用において、本剤の投与量及び投与方法はメチルプレドニゾロンとして250~500mgを1日1回5日間、緩徐に静注又は点滴静注する。これを1コースとして、3~4週ごとに繰り返す。
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効能・効果に関連する使用上の注意 |
- ○気管支喘息
- (1)
- 成人には、中等度注)以上の発作の状態を呈する患者、気管支拡張剤の投与で十分な効果がみられない患者、又は、すでにステロイド薬が投与されている患者に使用すること。
- (2)
- 小児には、呻吟、意識混濁等、呼吸困難の症状が極めて強く、大発作注)の状態を呈する患者のうち、気管支拡張剤の投与で十分な効果がみられない場合、又は、過去の発作に際して必ずステロイド薬の大量投与を必要とした場合に使用すること。
注):[「その他の注意」5の項参照]
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用法・用量に関連する使用上の注意 |
再発又は難治性の悪性リンパ腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法においては、関連文献(「抗がん剤報告書:シスプラチン(悪性リンパ腫)」等)及び併用薬剤の添付文書を熟読すること。 |
備 考 |
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